一度に沢山の野菜や果物ので作るスムージーは、食物繊維を無駄なく摂取する事ができるため便秘解消に効果的です。又、野菜や果物をそのままミキサーにかけるため、加熱や加工により失われてしまう酵素をしっかりと摂取できます。酵素を摂ると善玉菌が増え腸内環境を整えられます。この様にスムージーで取り入れられた栄養素により便秘が解消されると肌あれ等のトラブルも解消されていきます。カラダの内側からのケアとして、便秘についてとスムージーの便秘解消に効果的な要素についてお話します。
目次
スムージーで解消できる便秘と解消出来ない便秘
便秘は３種類のタイプに別れています。その中で、スムージーで効果が期待できるタイプと、適さないタイプがあります。改善できないタイプの便秘が、自律神経の乱れが原因の痙攣性便秘です。スムージーで改善できる便秘は、食物繊維不足が原因の便秘になります。それぞれの便秘の特徴から自分がどのタイプに該当するかを知る事は、適した改善方法を取り入れる為に必要です。
弛緩性便秘
3種類の中で最も一般的な便秘です。便が腸内に溜まりすぎてしまい、大腸の運動が悪くなる事で起きる便秘です。女性や高齢者に多く、ぽっこりお腹になっているのが特徴です。又、ダイエットなどで食事制限をしている方にも多くみうけられます。食習慣を見直し、食事で不足している食物繊維を補う事で便秘解消できる為、スムージーは効果的に活用できます。
直腸性便秘
腸の筋力の低下により排便反射が起こせなくなり、直腸内に便が溜まる便秘です。高齢者に多く、直腸内で弁が溜まっている間に水分が吸収されてしまい硬い便になります。便意があるのに我慢してしまう事も原因になります。このタイプの方、スムージーで水分や食物繊維を補給したりマッサージをする事よりも、決まった時間にトイレに行く時間を作り、我慢しない事が解決策になります。
痙攣性便秘
ストレス、睡眠不足などによる自律神経の乱れが原因となる便秘です。腸が痙攣を起こしている状態で、大腸が細くなり便が通りにくくなります。年齢を問わず若い方にも見られる便秘で、便秘と下痢を繰り返したり、腹痛を伴う事もあります。一番の対策は、ストレスを発散し、しっかりと睡眠をとる事です。
スムージーが持つ便秘解消の要素
スムージーが便秘に効果的な理由として、食生活で不足しがちな食物繊維を補える事と酵素を摂取する事で腸内環境が整う事が大きな利点となっています。それぞれの利点の特徴を知ると、便秘解消に効果的なスムージーを作る時にも役立ちます。
食物繊維について
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の２種類があります。水溶性食物繊維は特に便秘に効果的です。大腸の中にある善玉菌のエサとなる為、善玉菌を増やし腸内環境を整えます。更に、便の水分量を調節しスムーズな排便の手助けとなります。水溶性食物繊維は果物に多く含まれています。例えば、りんご、いちご、プルーン、ゆず、アボガドなどです。一方、不溶性食物繊維は便の量を増やし、腸を刺激して排泄を促してくれます。しかし不溶性食物繊維の過剰摂取は便の中の水分を必要以上に吸収する為、便を硬くし便秘を悪化させてしまいます。不溶性食物繊維は野菜に多く含まれています。例えば、ごぼう、モロヘイヤ、ほうれん草、かぼちゃ等です。
酵素について
熱に弱い酵素は、生の野菜と果物で作るスムージーで取り入れる事が出来ます。この様に、食べ物から得る酵素が食物酵素です。食物酵素は消化をたすけ、腸内環境を整え便秘になりにくくします。便秘が続くと肌トラブルや体調不良など悪循環へ繋がります。スムージから食物酵素を摂取できると、その食物酵素が消化を助ける働きをし、体内の他の酵素が消化以外に腸内で発生した毒素の解毒として働く事が出来ます。
便秘解消スムージーレシピ
食物繊維を豊富に摂れるスムージーのレシピを、特徴を併せてご紹介します。スムージーの作り方は、野菜や果物を適当な大きさにカットし、全ての材料をミキサーに入れて滑らかになるまで攪拌し完成です。
ヨーグルトの乳酸菌と小松菜、バナナ、パイナップルのグリーンスムージー
材料 小松菜２枚、バナナ１本、パイナップル１／４個、はちみつ大さじ１、のむヨーグルト１００ml
小松菜、バナナ、パイナップルには食物繊維が豊富に含まれています。飲むヨーグルトを加える事で腸内環境を整える相乗効果が期待出来ます。小松菜の抗酸化作用とパイナップル のビタミンが便秘による肌あれも改善してくれます。
スムージー初心者にもオススメの牛乳ベースのキウイといちごのスムージー
材料 キウイ１個、いちご２〜３個、りんご１／４個、はちみつ大さじ１、レモン汁大さじ１／２、牛乳１００ml
キウイはバナナの２本分もの水溶性食物繊維を含んでいます。また、ビタミンEも含まれている為、血行促進やホルモンバランスを整えます。この作用により、冷えや便秘解消効果が期待出来ます。
