毎月の生理痛に悩んでいる女性は少なくありませんが、生理痛を改善できる食材を摂ることで、多少の改善は可能です。スムージーなら食材の栄養をまるごと摂れるので、効果的に生理痛改善を期待できる飲み物になります。
スムージーを飲むときには常温か、温めてホットスムージーにしましょう。バナナなど南国の果物は体を冷やすので使わないようにします。また、豆乳でスムージーを作ると、女性ホルモン・エストロゲンに似た働きを持つイソフラボンを補い、生理痛を和らげる効果が期待できます。
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生理痛の原因
生理痛の原因は人によって様々です。初潮からまだ年月が経っていない女性の生理痛は、体が成長しきっていないことが原因の場合もあります。その場合、成長し、子宮が成熟すれば、放っておいても治る可能性が高いです。冷えが生理痛の原因の場合、体を温める以外に、ストレスなど冷えの原因を取り除くことも必要です。
もう一つ、生理痛の原因に、プロスタグランジンの過剰分泌があります。プロスタグランジンは、ホルモンに似た物質です。プロスタグランジンには子宮の収縮を促す働きがあり、生理の時に経血を排出させています。しかし、プロスタグランジンが過剰に分泌されると、収縮が強まり、痛みを感じるようになります。これが生理痛です。また、プロスタグランジンには血管を収縮させる働きもあるので、血行が悪くなって冷え症になり、生理痛がひどくなります。
生理痛の原因の中には、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が潜んでいる可能性もあります。強い生理痛が続くようなら、スムージーを飲むなどの民間療法ばかりでなく、病院で検査を受けることが必要です。
生理痛改善にマグネシウムの多いスムージーのレシピ
生理痛の原因の一つ、子宮の過度な収縮を抑えるには、マグネシウムやビタミンB6を多く含む食材を使うことがおすすめです。
・ホウレンソウ 2株
・リンゴ 1/4個
・ゴマ 大さじ1
・豆乳 100cc
ホウレンソウは下ゆでして、切っておきます。
リンゴは適当な大きさに切ります。
ゴマは乾煎りし、ミキサーのパワーが低ければ、すり鉢で軽くすっておきます。
全部の材料をミキサーにかけてできあがりです。
他にマグネシウムの多い食材にはアマランサスや玄米があります。茹でたものを大さじ1程度入れるのもおすすめです。
リンゴはマグネシウムもビタミンB6も多いわけではありませんが、果物の中では体を温める性質があるので飲みやすくするために入れましょう。リンゴの代わりにブドウでも大丈夫です。ミカンもオレンジ色の皮ごとなら体を温めますが、果肉だけでは体を冷やしてしまうので避けましょう。
生理痛改善に体を温めるスムージーのレシピ
血行を良くし、体を温めるには、ビタミンEが多い食材が効果的です。また、ショウガなど体を温めるものも入れましょう。
・モロヘイヤ 2~4本
・リンゴ 1/4個
・豆乳 100cc
・ショウガ 1かけ
モロヘイヤは軽く下ゆでして切っておきます。
リンゴは適当な大きさに切ります。
全部の材料をミキサーにかけてできあがりです。
できあがったものを30秒ほど電子レンジにかけ、ホットスムージーにして飲むとさらに体が温まります。
生理痛改善にストレス緩和できるスムージーのレシピ
生理前や生理中にイライラしてしまう女性も多いです。イライラしてストレスをためると、冷えにもつながります。イライラ解消できるスムージーを飲みましょう。
・セロリ1本、または小松菜2株
・リンゴ 1/4個
・ゴマ 大さじ1
・豆乳 100cc
野菜とリンゴは適当な大きさに切ります。
ゴマは軽く炒ってから、必要ならすり鉢ですります。
全部の材料をミキサーにかけてできあがりです。