植物の栄養価を効果的に摂取するためには、購入してすぐに使い切ることが理想的ですが、一人暮らしの方は余ってしまうことも多いと思います。その場合は冷凍保存しておくことをおすすめします。実は食材によっては、生の状態よりも冷凍保存した野菜や果物のほうが栄養価や美味しさが高まるという研究結果があります。食材をカットして冷凍しておけば長期保存が出来ますし、スムージーを作る時にも時間短縮出来るので便利です。さらに、野菜や果物を切ることも面倒な方には、市販されている、有機栽培やオーガニックの冷凍野菜や果物を活用することもおすすめです。小分けにされているので、そのままミキサーに入れればスムージーが出来上がりますのでおすすめです。また、インスタなどでよく見かける綺麗な2層のスムージーは冷凍した野菜や果物で作れます。見栄えが良く、美味しそうなスムージーを作りたい方もぜひお試しください。
冷凍保存に適した野菜や果物
きのこ類
きのこ類は冷凍するとグルタミン酸(うま味成分)、アスパラギン酸(疲労回復が期待できるアミノ酸)の栄養価がアップすると言われています。エノキ氷が以前に話題になったのも、冷凍することで栄養価やうまみがアップすることが理由です。切ってから密封袋に入れて、冷凍保存すれば1か月は使えます。
ブルーベリー、ストロベリーなどベリー類
冷凍することによって、ビタミンCやアントシアニンの栄養素が高まると言われています。市販の有機栽培の冷凍ブルーベリーも購入しやすくなりましたので、常備しておくと便利です。
プチトマト
トマトは冷凍するとグルタミン酸(うまみ成分)がアップして美味しくなります。プチトマトはヘタを取って丸ごと密封保存袋に入れて冷凍しておき、スムージーを作る時には凍ったままミキサーに入れるだけで簡単に調理出来ます。
ブロッコリー
生と比べてビタミンCや、肌を酸化から守ってくれるルテイン(緑黄色野菜に含まれる色素成分)が増加します。また、ルテインと共に肌を酸化から守りビタミンAの助けにもなるβカロテンもアップします。最近では、市販の有機栽培の冷凍ブロッコリーも多くみかけるようになりました。保存料は使われておらず、栄養価も損なわれておりませんので、こちらを活用するのも良いでしょう。
市販の冷凍食材の使う時の注意点
せっかく身体にために食べている野菜が実は身体に悪影響を及ぼすことがあります。原因は残留農薬です。残留農薬のせいで、活性酸素を生み、抗酸化物質の働きを阻害してしまいます。ですので、なるべく有機栽培で作られている商品を選びましょう。特に、害虫に弱いブロッコリーや小松菜は農薬がたくさん散布されていることが多いので注意が必要です。
冷凍の食材を使ったスムージーのレシピ
冷凍の食材を使った簡単に作れるスムージーのレシピです。
ビタミンCや抗酸化力たっぷりのブルーベリーとブロッコリースムージー
(材料1人分)
冷凍ブルーベリー 50g
冷凍ブロッコリー 30g
豆乳 3/4カップ
オメガ3系オイル 小さじ1
材料全てをミキサーで攪拌して出来上がりです。
リコピンたっぷりのトマトのレッドスムージー
(材料1人分)
冷凍ミニトマト 5個
バナナ(完熟) 1/2本
豆乳 3/4カップ
アマニ3系オイル 小さじ1
材料全てをミキサーで攪拌して出来上がりです。
冷凍の食材を活用したスムージーのレシピをぜひお試しください。