生命力の強いハーブ
ミントは家庭菜園でもよく作られるハーブであり、ほとんど放置状態でもどんどん伸びていくため庭植え厳禁とも言われている植物です。ハーブにも栄養は含まれていますが小量使うだけでも十分なほど強い香りになるため、ミントをたくさん食べて栄養を摂るという方法はおすすめできません。この記事ではミントに含まれている栄養とミントを使った爽やかなスムージーのレシピをご紹介いたします。
ミントに含まれている栄養
ミントの強い香りは「メントール」という成分から作られています。これが胃を活発にして消化を早くする働きがあるため、ミントは食欲増進の効果があると言われています。メントールは胃がむかむかするときにも有効ですので、胃もたれの際にはミントを使ったハーブティーを飲むとよいでしょう。
その爽やかな香り以外にもミントにはリラックス効果や抗アレルギー成分が含まれているため、花粉症の症状緩和・予防にも役立ちます。咳など呼吸器官の辛い症状もやわらげてくれますので、アレルギー症状が出たり花粉症に悩まされている方は是非使ってみてください。
ミントは他の野菜や果物に比べてビタミンやミネラルがほとんど含まれていないハーブです。そのためミントは栄養摂取目的ではなく、肉や魚の臭みを消したりアイスなどのスイーツに香りづけとして使われるなどが多いです。もし家庭菜園でミントを作りすぎてしまったという場合は様々な料理に使ってみたり、ミント風呂などで大量に消耗するとよいでしょう。スムージーに多く入れてもスースーしすぎるため、おすすめできません。
ミントを使ったスムージーのレシピ
ミントと豆乳を使った口当たり爽やかなスムージーをご紹介いたします。
<材料>
豆乳・・・300cc
ヨーグルト・・・大さじ3
ミント・・・5枚
小松菜・・・3株
バナナ・・・1本
りんご・・・半分
<このスムージーについて>
この分量で2人前程度のスムージーが出来上がりますので、人数や飲む量によって調整してください。全ての材料を一口大のサイズにカットしてミキサーにかけます。ミントは少量でも風味が特徴的で存在感があるため入れすぎには注意してください。ミントのほかに野菜と果物をバランスよく使うことによって基本のグリーンスムージーとなり、栄養も豊富に摂取できるため是非毎朝飲んでいただきたいスムージーになります。
ミントの食べ過ぎには注意
多くの料理に使うことができるミントですが、食べすぎると少々危険な副作用があります。あまりにも多く摂取すると内臓の粘膜を乾燥させてしまい、胃が痛くなってしまう事があります。お腹が空いている時に食べてしまうと胸焼けする可能性もあるため、食べる際には注意してください。また、小量なら問題ありませんがミントを摂りすぎると母乳が上手く出なくなってしまうという危険性もあります。通常使う分ではそのようなことは起きませんので過剰に心配する必要はありませんが、もし不安でしたら避けた方が良いかもしれません。
お酒のリキュールにもペパーミントとして使われることが多いため、意外とミントは日常に溶け込んでいて気軽に摂取することができるハーブです。この機会にミントの効能や成分について少しだけ意識しながら使っていただきたいです。