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赤い野菜と果物に含まれる効果
赤い色の元になる栄養素はいくるかありますが、その多くが抗酸化力が強い成分です。
抗酸化力が強い食材の中からスイカ、トマト、イチゴの効果と、これらの材料を使ったスムージーのレシピを紹介します。
スイカに含まれるβ-カロテンの効果
赤肉スイカには抗酸化力の強いβ-カロテンが多く含まれています。
含有量はスイカ100g中1600μgほどで、この量は緑黄色野菜に匹敵します。
β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
ビタミンAには、新陳代謝を促進したり、肌の老化を予防したりする働きがあります。
また、スイカにはβ-カロテンのほかに、リコピンも多く含んでいるため、とても栄養価が高い果物と言えます。
トマトに含まれるリコピンの効果
トマトにはリコピンという栄養素が含まれています。
リコピンの抗酸化力はβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍と、野菜や果物の成分の中でもトップクラスです。
リコピンにはメラニンの生成を抑える効果や肌の潤いやハリを保つ効果など、女性にとっても嬉しい美肌効果があります。
また、動脈硬化やがんを防ぐ効果もあると言われています。
リコピンは熱に強いため、スムージーのように生で摂取するほか、加熱調理にも適しています。
そのため、ホットスムージーにしても効果を損ねることなく摂取することができます。
イチゴに含まれるアントシアニンの効果
イチゴの色素は、ブルーベリーなどに含まれていることで有名なアントシアニンです。
アントシアニンは目の働きを高めたり、目の疲れを改善したりする効果があります。
イチゴをはじめとするベリー類には、アントシアニン以外にも抗酸化作用が高いポリフェノールが多く含まれています。
抗酸化作用とは
酸化とは、活性酵素によっておこる作用で、酸化力が強すぎると皮膚のシミ、シワなどの老化や、生活習慣病などに繋がります。
この酸化を防ぐ作用のことを抗酸化作用といい、ファイトケミカルに抗酸化作用が期待されています。
植物に含まれるファイトケミカル
ファイトケミカルは植物が作り出した化合物のことで、植物が自身の身を守るために作り出したものです。
ファイトケミカルには色素や香り、辛味や苦みなど、さまざまなものがあります。
β-カロテン、リコピン、ポリフェノール類もファイトケミカルの一種です。
これらは野菜や果物の芯や皮など、普段食べずに捨ててしまいがちな部分にも多く含まれています。
スムージーにする際も、皮はできるだけ剥かないようにし、スイカの皮などを剥く場合でも、青いところを残すようにしてみましょう。
美肌にも効果的なレッドスムージーのレシピ
美肌効果、肌の老化防汚しに優れた赤い色素が豊富に含まれるスムージーのレシピをご紹介します。
【材料】
・スイカ …100g
・トマト …1/2個
・イチゴ …2~3個
・レモン汁 …適量(お好みで)
【作り方】
材料をミキサーに入る大きさに切り、ミキサーで撹拌して完成です。
レモン汁の量はお好みで調節し、不要な場合は入れなくてもかまいません。
スイカやトマトに水分が多く含まれているので、水を加える必要はありません。
また、腹持ちを良くするために豆乳を加えても美味しいです。