色鮮やかで夏野菜の代表ともいえるパプリカですが、料理を華やかに見せてくれる彩り野菜として使われることが多いです。加熱して食べるだけでなく、生でもおいしいパプリカは、抗酸化力の高い緑黄色野菜です。
そこで、パプリカに含まれる栄養素やよく似たピーマンとの違いを調べてみたいと思います。
パプリカとピーマンは同じ?
パプリカには、黄色とオレンジ色と赤色の三種類あります。果肉が肉厚で甘みがあってとてもジューシーです。
パプリカには、ビタミンA(カロテン)やビタミンCそしてビタミンEが豊富に含まれています。
生のままでも食べられるので、スムージーに適した食材です。
見た目がよく似ているピーマンは、果肉が薄く苦みがあるため生食にはあまり向いていません。
含まれる栄養素は、ビタミンA(カロテン)やビタミンCを豊富に含んでいます。
色が違うと栄養価も違うパプリカ
赤パプリカは、ビタミンC・Eやβカロテンのほかに、唐辛子にも含まれている「カプサイシン」という色素が含まれています。βカロテンよりも高い抗酸化作用があります。
体の中の不要なコレストロールを排出する働きがあるので、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病に効果が期待できます。また、新陳代謝を活発にする働きがあるので、女性に悩みの多い”冷え性”や疲労回復におすすめです。
黄パプリカは、ビタミンCが豊富に含まれています。
シミ・そばかすを防ぎ、美白美肌作用の高いビタミンCとアンチエイジング栄養素のルテインが含まれているので、美容効果を期待するなら、黄パプリカが最適です。
オレンジパプリカは、赤パプリカと黄パプリカをパワーアップさせたパプリカです。
生きた酵素をスムージーで摂取する
見た目にほとんど違いがないパプリカとピーマンですが、パプリカは大きく肉厚で甘みが強く辛味や苦みがないのが特徴です。
ピーマン以上に高いパプリカの栄養価は野菜の中でもトップクラスです。そんなパプリカの栄養を手軽に取り入れる方法がスムージーです。いくつか、スムージーのレシピを紹介します。
赤パプリカとトマトのレッドスムージー
【材料】
・赤パプリカ…1個
・トマト…1個
・リンゴ…1/2個
・ハチミツ…大さじ1
・レモン…少々
・水…200㏄
トマトは、ヘタを取って一口大にカットし、赤パプリカは種とヘタを落としカットします。リンゴは皮つきのまま種とヘタをおとしていちょう切りにしておきます。すべての材料と水をミキサーに入れたら、なめらかになるまで撹拌きますします。
鮮やかなスムージーが出来上がりました。トマトに多く含まれるリコピンに強力な抗酸化作用があり、老化防止や美容効果が期待されます。
パプリカとバナナのスムージー
【材料】
・パプリカ(赤)…1/4個
・パプリカ(黄)…1/4個
・リンゴ…1/2個
・バナナ…1本
・パセリ…少々
・水…80cc
バナナは、皮をむいて一口大にカットします。リンゴは皮をむかず、種とヘタを落としてイチョウ切りにします。パプリカも適当な大きさにカットしたらすべての材料をミキサーに入れなめらかになるまで撹拌します。
パプリカには、様々な栄養素が含まれていますが、代表的なビタミンCの美肌効果とリンゴの水溶性の食物繊維のペクチンが腸内環境を良くしてくれるため、便秘の改善に期待が持てます。